Home > ブログ

ブログ

2017.8.21

「無駄」のすすめ

「無駄遣い」「無駄話」など無駄には何かとマイナスなイメージがあり、

「無駄なく行動する」などが求められる昨今。

 

本当に無駄っていらないのですか?

授業中に僕は「雑談(無駄話)」をいれます。入れすぎることも多々ありますが・・・(汗)

まぁ、それはいいとして、雑談には状況を緩和する効果があります。

 

ここに初対面の二人がいます。互いに緊張しているうえに話をしたことがないとき、

彼らが話すとしたらおそらく「核心」をついた話ではなくおそらく「無駄話」です。

その場においては必要でもない内容(天気・その人の出身地・ひとがらなど)でしょう。

話の内容よりも言葉を交わすことに意味があるのです。ですから話の内容は「雑」で「無駄」でいいのです。

もし互いに「核心」をついた話しかできないとしたら・・・。想像してみてください。

 

「自分が今欲しい情報だけがあればいい」とすると、とても狭い知見しか得られません。

様々なことに興味を持ち、それが将来使えるかどうかだけではなく、何か役立つことがあるかも・・・

くらいの感じで付き合えるようになってもらいたいものです。

今みなさんにマネジメントの話をしても「無駄」でしょう。でも、社会人になってみたらどうでしょう?

 

その時だけを見て「無駄」と考えるのではなく、将来「どっかで何かの役に立つかも」という姿勢で

情報と向き合ってみませんか?その方が豊かな感性と多様な視点を得られます。

 

マスキングテープ

2017.7.11

― 夏期講習でやること ―

夏期講習が近づいてきました。夏期講習でやることについてお話しましょう。

 

夏期講習の前に

前期講習(学校では1学期)の振り返りをしましょう。

受験対策への取り組み方は、どうだったでしょうか?

 

たとえば、・・・計画を立てて、受験対策を進めたか?

毎日学習したか? やる気はあったか?

英数国の基礎知識は確認できたか?覚えたか?   ・・・など

 

もし、うまくいかないことや困ったことがあれば、教科担当講師やアドバイザーに相談してみるのもよいでしょう。

 

 

夏期講習でやること(1)

 

 《 英数国の基礎知識の確認

 

英数国の基礎知識はかなり数が多く、理解して覚えるのに時間がかかるものです。

夏期講習のうちに、何度も見返して覚えましょう。

 

 

夏期講習でやること(2)

 

 《 入試問題を見る

 

自分が受ける試験の過去問題を見ておきましょう。

基礎知識がある程度分かった状態で、センター試験や国公立二次試験や私大の入試問題を見れば、

今の実力と入試レベルの“ギャップ”が分かります。

入試問題と自分の実力との差を測って、後期講習(9月以降)でその差を埋めるように対策していきましょう。

 

 

 

高3生などで受験対策をはじめて間がなく、基礎知識の学習が十分でないと思う人は、まず(1)の《 英数国の基礎知識の確認 》を進めましょう。

 

 

また、夏期には、大学のオープンキャンパスが多く開かれます。志望校のオープンキャンパスに出かると、やる気がアップするかもしれませんよ!

 

オープンキャンパスで大学の先生と会って、よい話が聞けるといいですね。

 

 

最後に、暑い時期ですから、体調をよく保つようにしましょう。

睡眠、食事に気をつけるようにしたいですね。

 

 

☆レアな人へのアドバイス

前期講習でもうこれ以上できないというほど頑張った人は、ちょっと休息することもありです。

心や体がとても疲れたら、無理せず一休みです。

 

国語科 大石

マスキングテープ

2017.6.16

にどめまして

中部地区主に国語担当の森さんです

小田島先生と鈴木先生のブログの続きが気になってます

 

さて 二回目のブログですが…ちょっとだけ国語の勉強法

前期はとことん手を動かそうの段 …です

 

沖縄校の過卒の生徒はご存じ…

月曜日朝の「地獄の課題」の解答です

生徒も大変だと思いますが…

森さんも毎週気合いを込めて書いてますよ!!!

 

 

朝課題

 

森さんも頑張るから一緒に頑張ろうぜ方式です

とにかく辞書を引きまくって書きまくってください

夏以降これが読解力つまり結果に繋がります

 

先ほど地獄と書きましたが…実は結構楽しかったりします

その理由は「皆さんの成長が手に取るようにわかるから」です

前期が始まったころに比べると本当に力がついたと感じます

うれしくて毎晩泣いてます…よよよ(一部脚色)

 

この調子で前期を駆け抜けましょうぞ!!!

 

+++オマケ+++

 

以下朝の課題のプリントや出席用の紙の落書き等…

こんなの書いてこられたら楽しくなっちゃうよっていうのを

一部ご紹介

(職員室で一人吹き出す森さんですよ…)

くれてやる
「賜ぶ」という単語のイメージは「くれてやる」でしたね

 

血反吐

嗚呼血反吐三兄弟…

 

スプー

 

知ってる人もいると思いますがスプー事件再びですね…

 

呪詛

 

最近「へぇ」って思ったことを書いてもらったらこれですよ…

怖いから!!! sikamo 続きモノ!!!

呪詛其の二
(以前『羅生門』ってどういう話だった?の回答に「おばあさんが人を食べてた」

 ってのがありましたが…それに次ぐ恐怖でした…)

 

メッセージ

皆さんの頑張りが森さんの糧ですよ!

マスキングテープ

2017.6.1

今日から6月!!

こんにちは、中等部那覇から前里です。

今日から6月ということで、6月に関する情報をいくつか紹介したいと思います。

 

国語科の観点からいえば、6月は月の異称で水無月(みなづき)といいます。よく中学生には「梅雨の時期なのに水が無いって変なの」と言われますが、6月を水無月と呼ぶ由来には諸説あります。

 

①田んぼに水を張る月だから水無月

どこにも「無」の要素がないじゃん!!と思うかもしれませんが、「無」を連体助詞(名詞と名詞をつなぐ助詞)として「の」という意味でとると、「水の月」ということになります。田んぼに水を引く時期と重なるので水の月と呼ぶわけです。

②水の無い月だから水無月

こちらは文字通りの意味ですが、なぜ6月なのに水が無いのかというと、旧暦6月は現在の暦(新暦)でいうと7月下旬~8月あたりになります。その頃には暑さの盛りで雨も少ないため水の無い月という表現も納得ですね。

③田植えが終わったから「皆仕尽」

田植えという大仕事をみんなで協力して終える頃なので「皆仕月」から「みなづき」になったとも言われます。

 

皆さんはどの説がいちばんしっくりくるでしょうか?

 

また、月始めということもあってか、6月1日はさまざまな記念日が制定されています。国際子供の日、電波の日、気象記念日、バッジの日、写真の日、チーズの日、麦茶の日、氷の日、真珠の日など、まだまだたくさんあるので、気になった人はぜひ調べてみてください。

 

 

 

マスキングテープ

2017.5.9

おはつです

沖縄校本校・沖縄校初等部中等部・沖進中部で国語を担当している森です

「森さん」と気軽に声をかけてくださいな

 

連休も終わりそろそろ休みボケを何とかしないと…

と思っている生徒も多いのではないでしょうか

(連休こそ復習のチャンスなんですけどね)

 

さて、本題。

何を書こうか迷いました。

 

勉強法についてはほかの先生方が書かれてらっしゃるし…

イベントやスケジュールについても言わずもがな…

 

というわけで日々思っていることを国語担当っぽく徒然とそこはかとなく書いていきます

日々…どうして腐った豆が「納豆」で納まった豆が「豆腐」なんだ 逆じゃね?

とか

日々…どうして「嘘をつくな」と言わずに「嘘をつけ!」と言うのだ 変じゃね?

とか

 

そんなことを考えている森さんです

 

今日の徒然は…

 

勉強に疲れた時のリフレッシュ法!

 

「好きなものを五分眺める」

 

好きなものを見ると癒されますよね

ポイントは時間決めることです

なんでもだらだらけじめがないのがよろしくない

 

ちなみに森さんの本日の癒され画像はヤドクカエルです

カラフルで大変かわいらしい(でも有毒)

ペンにも友人お手製のカエルがついてますよ

質問ついでに見に来てくださいね

 

blogのネタは授業中の出席カードでも募集してますよ~

 

 

blog かえる

マスキングテープ

2017.3.30

絵本週間

中等部那覇から前里です。

先週は、読書のすすめということで本屋大賞について紹介しましたが、今回はそれに関連した内容でいきたいと思います。

 

毎年3/27~4/9までの二週間は「絵本週間」であることはご存知でしょうか?

世界的に有名な童話作家の誕生日が4/2であることから、日本ではその前後二週間を「絵本週間」と制定しています。

その世界的に有名な童話作家とは・・・アンデルセンです!!

 

アンデルセン(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)は、1805年4月2日にデンマークで生まれ、1875年に亡くなるまで数々の創作童話を発表しました「裸の王様」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「人魚姫」「親指姫」「雪の女王」などが日本では有名です。このあたりの作品は読んだことのある人も多いと思います。

 

アンデルセンといえば「外出する時には非常時に建物の窓からすぐに逃げ出せるように必ずロープを持ち歩いた」「眠っている間に死んだと勘違いされて埋葬されてしまった男の噂話を聞いて以来、眠るときは枕元に『死んでません』という書置きを残していた」というエピソードが有名です。極度の心配性だったようですね。

 

1956年にはアンデルセンの功績をたたえ、国際児童図書評議会(IBBY)が「児童文学のノーベル賞」とも呼ばれる「国際アンデルセン賞」を創設しました。日本人の作家としては、童謡としても有名な「やぎさんゆうびん」「ぞうさん」の著者であるまど・みちおさん、「精霊の守人」「獣の奏者」「鹿の王」などで有名な上橋菜穂子さんが受賞しています。

 

小さい頃に読んだ絵本も、大きくなって読み返してみるとまた少し違って見えてくるかもしれません。この機会にぜひ絵本もよんでみてください。

 

マスキングテープ

2017.3.2

芥川龍之介について

こんにちは、中等部那覇から前里です。

前回更新分で予告したとおり、今回は芥川龍之介の作品について書きたいと思います。

 

芥川龍之介は大正時代に活躍した作家で、主に短編小説で有名です。特に初期の作品である『羅生門』は高校の教科書の定番教材になっています。この『羅生門』をはじめ、古典や説話文学をモチーフにした作品が多いのも特徴です。その一部をあらすじとともに紹介します。

 

「羅生門」

『今昔物語集』の「羅城門登上層見死人盗人語」に、「太刀帯陣売魚姫語」の一部を付け加える形で書かれている。

時は平安時代、勤め先を解雇されたある下人が羅生門の下で雨宿りをしていたところ、2階の方から何やら人の気配がする。興味を持った下人が登っていくと、そこには身寄りの無い遺体がいくつも捨てられており、松明を持った老婆がいて・・・

 

「鼻」

『今昔物語集』の「池尾禅珍内供鼻語」と『宇治拾遺物語集』の「鼻長き僧の事」がモチーフ。

池の尾の僧である禅智内供(ぜんちないぐ)は長い鼻を持っていたために人々にからかわれ、陰口をたたかれていた。内供は表面上は気にしない風を装っていたが、内心ではプライドを傷つけられていた。ある日、鼻を短くする方法を知った内供はさっそくその方法を試し、鼻を短くすることに成功するが・・・

 

「芋粥」

『今昔物語集』の「利仁の将軍若き時京より敦賀に五位を将て行きたる語」がモチーフ。

平安時代、摂政の藤原基経に仕えていた主人公・五位は、40歳を過ぎたさえない下級役人であった。日頃周りからバカにされても笑ってごまかすような情けない人物だが、そんな彼には「いつか芋粥を飽きるほど食べたい」というひそかな夢があった・・・

 

この他にも『宇治拾遺物語集』の「絵仏師良秀」をもとにした作品「地獄変」や、中国の古典「杜子春伝」を童話化した「杜子春」などがあります。ぜひ、芥川版と古典版の両方を読み比べてみてください!!

 

マスキングテープ

2017.2.17

『今昔物語集』

こんにちは。中等部那覇教室から前里です。

今回は前回の『竹取物語』からの関連で、『今昔物語集』について書きたいと思います。

 

『今昔物語集』は、平安時代末期に成立したとみられる説話集です。作者は不明で、『今昔物語集』という名前自体も、収録されている説話が全て「今は昔・・・」からはじまることによって付けられた便宜上の呼び名でしかありません。全31巻(8・18・21は欠巻)で、天竺(インド)・晨旦(中国)・本朝(日本)の3部構成となっています。

 

『今昔物語集』と『竹取物語』がどう関連しているかというと・・・実は『今昔物語集』に『竹取物語』の話によく似た話が収録されているのです!!

巻31本朝付雑事第33話に「竹取翁見付女児養語」という話があります。ざっくり説明すると、以下の通りです。

 

ある天皇が国を治めていた時代に、竹を取って籠をつくることを生業とするおじいさんがいました。ある日、おじいさんは光る竹の中から三寸くらいの女の子を見つけます。おじいさんが女の子を家に連れ帰ると、おばあさんはとても喜び、子供を籠に入れて養い始めますが、女の子は三日ほどで普通の人と同じくらいにまで成長します。その美しさは世に並ぶものがないほどで、しだいに貴族の男たちからの求婚されるようになりました。そして、求婚された女は男たちに難題を持ちかけます。

最初は、「空に鳴る雷」を、続いて「優曇華という花」を、最後に「打たぬのに鳴る鼓」を取ってきたものと結婚すると言い出したので、男たちはある者は海へ、またある者は山へ行き、途中で亡くなってしまったり、また帰ってこなかった者もいました。

あるとき、女の評判を聞きつけた天皇が自分の后にするために女のもとを訪れますが、「自分は人ではないので」と断られてしまいます。「それでは鬼か神なのか」と天皇が尋ねると「鬼でも神でもないが、空から自分を迎えに来るものがいる」と女は答えます。「自分の求婚を断るためにそんな嘘をいっているのだ」と天皇が考えていると、空からこの世の人とは似ても似つかない人々が来て、姫を輿に乗せて空へと昇っていきました。結局女は何者だったのか、なぜおじいさんのもとにあらわれたのか、分からないことだらけだと世の中の人は不思議がり、稀有な話として語り継がれましたとさ。

 

女が求婚者に持ちかける難題の内容や女の正体などの違いはありますが、とっても似た話だと思いませんか?

 

この『今昔物語集』は、後の説話文学の代表作『宇治拾遺物語』にも影響を与えたとされており、また、近大作家の中には『今昔物語集』の話をモチーフにした作家もいます。

次回は、その中でも有名な芥川龍之介について書きたいと思います。

 

 

 

マスキングテープ

2017.2.9

「竹取物語」について

こんにちは、中等部那覇教室から前里です。

今回は「竹取物語」について書きます。現代でも絵本等で親しまれているうえ、中学1年生の古文学習の定番教材になっているので、読んだ覚えのある人は多いはずです。

 

「竹取物語」は、平安時代初期に成立したとされ、「源氏物語」では《物語の出で来はじめの祖》と紹介されるように、日本最古の物語とされています。作者は不詳ですが、当時の識字率や物語の内容、貴重だった紙を手に入れることができたなどの要因から、上流階級に属する男性だったのではないか、と推定されています。

 

竹取の翁によって竹の中から見つけ出された少女・かぐや姫が美しく成長し、貴公子たちや帝からの求婚を断って最終的には月へと帰っていく・・・というストーリーの中でも、五人の求婚者がかぐや姫から言い渡された難題に挑む話は有名です。

 

石作皇子は「仏の御石の鉢」(釈迦が使っていたとされる石の鉢)を持ってくるよう言われ、大和の古寺にある鉢を持っていきますが、偽物だと見抜かれてしまいます。

くらもちの皇子は「蓬莱の玉の枝」(蓬莱山にあるという根が銀・茎が金・実が真珠の木の枝)を持ってくるよう言われ、大金をかけてひそかに製作し、蓬莱山から持ち帰ったかのように見せかけて持っていきますが、玉の枝を造った職人たちが賃金を払うよう屋敷におしかけてきたため嘘がばれてしまいます。

右大臣阿倍御主人は「火鼠の皮衣」(焼いても燃えない布)を持ってくるよう言われ、大金をはたいて中国の貿易商から買い取った皮衣を持ってきますが、実際に火にくべてみると燃えてしまい、偽物だったことが判明します。

大納言大伴御行は「龍の首の珠」(龍の首にあるという五色の玉)を持ってくるよう言われ、龍を探しに船で出発しますが、龍の怒りにあい船が難破。何とか命は助かったものの重病を患って目が李のようにはれてしまいます。

中納言石上麻呂は「燕の子安貝」(つばめが持っている子安貝)を持ってくるよう言われ、燕の巣から貝をとろうとして屋根に登ったところ転落して腰をうち、最終的には亡くなってしまいます。

 

今挙げた五人の貴公子のエピソードには、話のオチとしていろいろな言葉の由来がそれぞれに書かれているのはご存知でしょうか。

 

石作皇子の話

鉢が偽物であることがわかってからも、かぐや姫に言い寄ったため、ずうずうしいことを「はぢをすつ」《恥(鉢)を捨つ》と言うようになった。

くらもちの皇子の話

自分の嘘がばれてしまったことを「一生の恥」として深い山に入ってしまい、役人や仕えていた人々がいくら探しても見つからなかったため、「たまさかる」《魂離る・魂がぬけたようにぼんやりする》と言うようになった。

右大臣阿倍御主人の話

世間の人々が、「皮は燃えてしまったのでかぐや姫は結婚しない(逢ひ給はず)」とうわさしたことから、張り合いのないこと「あへなし」《敢へ無し》と言うようになった。

大納言大伴御行の話

世間の人々が、目が李のようになってしまった様子を「ああ、食えたものではない(あな、たべがた)」とうわさしたことから、割に合わないこと「あなたへがた」《ああ、たえがたい》と言うようになった。

中納言石上麻呂の話

子安貝ではなく燕の糞をつかんで転落したため、人々が笑うだろうと外聞を気にするあまりどんどん衰弱する石上麻呂のもとに、かぐや姫から「まつかひなしときくはまことか」《子安貝を待つ甲斐がないといううわさは本当ですか》という和歌が届く。その返歌として「かひはかくありけるものを」《このように(あなたの歌を)いただけましたが》と書き終えて亡くなってしまい、かぐや姫は少し気の毒に思ってしまう。このことから、少し嬉しいこと「かひあり」《甲斐あり》と言うようになった。

 

また、物語のラストで、月に帰るかぐや姫から不死の薬をもらった帝が、駿河にある天に一番近い山の山頂で薬を燃やすよう命じ、使者がたくさんの兵士を引き連れて山に登ったことからその山のことを「富士山(士に富む山)」と言うようになった、という話もあります。

 

このように、竹取物語には言葉の意味や由来を説明する場面が出てきます。ストーリーとセットで覚えると、古文の言い回しも多少覚えやすくなるかと思うので、ぜひ読んで探してみてください。

マスキングテープ

2017.1.27

命懸けの試験

こんにちは。中等部那覇教室から前里です。

高校入試まであと1ヶ月弱となり、大学入試も続々と二次試験が始まる中、今回は中国で行われていたある試験について書きます。その試験とは、中国の官僚登用試験・科挙です。漢文を学習していれば、一度は耳にしたことがあるかと思います。

 

科挙は、中国で598年~1905年(隋~清の時代)まで行われていた官僚登用試験です。科挙がはじまる以前は貴族たちが政府の役職を独占する時代が続いていましたが、隋の時代に賢帝として知られる文帝が家柄や身分に関係なく誰でも公平に受験できる試験として導入しました。

 

時代によって試験項目や試験回数などは異なりますが、大きく分けて3つの試験が行われていました。

 

第一の試験「郷試」

3年に一度8月頃に実施され、全部で3回の試験を受ける。1回の試験は試験は三日がかりで行われ、三日以内に全科目の答案を作成する。答案作成の合間に食事や睡眠をとることは自由だっため食料や寝具は持参して試験を受けた。

 

第二の試験「会試」

郷試の合格者が受験できる試験。郷試の翌年3月に実施され、こちらも2泊3日の試験を3回の試験を受ける。

 

最終試験「殿試」

会試の合格者が受ける試験。皇帝が臨席する下で試験を受ける。この試験の順位によって後の対応が決まってくる。上位3人はそれぞれ状元・榜眼・探花と呼ばれ、官僚としての将来の地位を約束される。

 

また、科挙の競争率は非常に高く、最盛期には約3000倍に達することもあったといわれています。合格者の平均年齢は三十代後半で、中には70歳でやっと合格したという人物もいますが、やはりほとんどの人物は一生かかっても合格できなかったそうです。これだけ難しい試験ではありますが、合格さえすれば官僚としての将来は約束されたも同然なので、賄賂で試験官を買収したり、カンニングをしたりする人も大勢いました。科挙は皇帝が直々に行う国事であったため、不正に関しては非常に厳しい罰則が設けられていて、場合によっては死刑になることもあったそうです。

 

不正は許されないことですが、自分の一生を左右する試験を命懸けで受けるという姿勢は見習いたいものです。

 

マスキングテープ
1 2
資料請求はこちら体験指導のお申込みはこちら