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沖ゼミブログ

2018.3.12

脱ぎ捨てる

こんにちは。那覇本校から国語科の松本です。
急に春めいた安里の街角から日々の徒然を。

 

1,2週前まで愛用していたヒートテックやセーターたちが、
あっという間にタンスの中で邪魔物に見えるようになっています。
大急ぎでクローゼットに薄手の衣類を並べますが、
面倒なはずの衣服の入れ替えをしているのに、
どこかうっすらとワクワクしているのに気付きます。
春って不思議だ、とまた今年も感じました。

 

那覇本校では、今週は、
先週に引き続き教科面談がありました。
対象は、この春から新しく高2・高3になる生徒たちです。
国立大学二次試験の結果が次々と告げられる姿を横目に、
新高3生は、
次の受験学年として
現実的に今の自分の状況を見つめる
真剣な教科面談になりました。

 

国語の読解の段階をレベル分けの表で示し、
「今の自分はどの段階か?」
を考えてもらいました。
みんな眼を少し上に向け、
自分の頭の中を覗く様子です。
鞄に入っていた教材を取り出し、
自分の読みを確認している子もいます。
私は別に、
皆をレベルに分けしようとしてた訳ではありません。
今『自分』はどんな状態か?
それを認めることこそが、
すべてのはじまりになるのです。

 

勉強するとは、変わることだ、と思っています。
新しい知識、新しい考え方は
世界の見え方をほんの少しずつ変えていきます。
地球が丸いお盆ではなく球体だと知れば、
確かに球体の上にいるように思えてきます。
世界が変わって見えれば、
それを見ている『自分』も違って感じます。
学ぶことはどんどん変わること。
それには、
逆説的なようですが、
まずは今の自分を認める、ということが大切なのです。

 

人間は誰もが未完成ですから、
『自分』というものを考えはじめれば、
必ず何か欠けているものに行き当たります。
(もし「自分は何も欠けていない」と言う人がいたら、
それは勇気のない人か、未熟な人か、心に大きな問題を抱えた人です。)
広い世界にいる、欠けている『自分』。
その対比が、
人を未知の世界へと駆り立てていきます。
世界が魅力的に見えるのは、それが『自分』ではないから。
勉強は、知ることで世界とつながる作業ですが、
世界と『自分』をつなげたい、という欲求なしには、
実は何も身につかないのです。

 

ですからもしあなたが
「何かになれなかったら大変だから」
「周囲の大人に言われたから」
そんな理由で勉強をはじめようとしているのだとしたら、
それはすぐにやめましょう。
それで学んだことは「何か」や「大人」のためのものです。
勉強することは、
「足す」作業なのではなく、
「変わる」作業なのです。
一つ一つを学びながら、
それを知らなかった自分を見つめる覚悟
そんな自分を脱ぎ捨てる覚悟
それが勉強には必要なのです。

 

『自分』を見つめるのは、少しほろ苦い作業ですが、
それもすぐに慣れます。
なぜならそれは、
着膨れた冬の衣服を脱ぎ捨て、
春の衣装をまとうようようなものだから。
春の服は、冬の服の上に重たのでは素敵でないとすぐに分かるから。
春の服を着た自分も『自分』だと、何度も季節を重ねれば分かるから。
まずは勇気をもって、
言われたことをやっていた自分を脱ぎ捨ててみる。
それが大人になることのはじまりだし、
春はそれができる季節だから。

 

自分を見つめ、
「国語も何かやらなくちゃ!」
と思ったあなた。
沖ゼミ那覇本校の松本までお越しください。
国語の衣替えなら(笑)お手伝いします。

14:35 | 那覇本校
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