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沖ゼミブログ

2018.5.1

「クルーザー」  生物担当:宮田

突然の嵐に見舞われたクルーザー(大型ヨット)が2艇、無人島に流れ着きました。 1艇には若くてきれいな女性とフィアンセの男性、もう1艇にはヨットマンと老人が乗っていました。 日が暮れて嵐は少しおさまってきましたが、フィアンセの男性が高熱にうなされ、意識不明になってしまいました。   若い女性は、一生懸命看病しましたが、容態は一向によくなりません。 夜はどんどん深まっていきます。彼を助けるためには、医者のいる島まで連れて行くしかありません。 しかし女性はクルーザーの操縦ができませんでした。そこで彼女はヨットマンに助けを求めにいきました。するとヨットマンは「この島から医者のいる島までは2時間はかかる。それに夜の航海はとても危険で、命がけだ」としばらく考えていましたが、「そうですねえ。あなたを今、抱かせてくれたらクルーザーを出しましょう」と言ってきました。

 思いもよらない言葉に困った女性は、老人にどうしたらいいか相談しました。老人は「今のあなたにとって何が良いのか何が悪いのか、私には答えられません。自分の心に聞いて自分で決めるのがいいでしょう」と返事をしました。 彼女は悩み苦しみましたが、彼を助けるためにヨットマンの言う通りにしました。 夜明けにヨットマンの操縦するクルーザーは無事医者のいる島に着きました。

 3日3晩、男性は生死をさまよいましたが、医者の懸命な看護により、やっと目を覚ましました。若い女性はようやくほっとして彼を抱きしめました。彼女は真実を話すかどうかとても迷いましたが、悩んだ末に正直に全てを打ち明けました。しかしそれを聞いたフィアンセは怒り狂い、「何てことするんだ!お前の顔なんかもう見たくない。出て行け!」と彼女を部屋から追い出しました。   悲しみにくれた女性は、浜辺に座って波を見つめていました。そこに医者がやって来て彼女に声をかけました。 彼女が事情を話すと、「僕には君の気持ちがよくわかるよ。私が彼と話してみようじゃないか。 彼も病気が治ればきっと理解してくれるはずだよ。それまでしばらくの間、私があなたの世話をしてあげよう。」と言いながら、彼女の肩に手をかけました。

                        星野欣生(2003)『人間関係づくりトレーニング』金子書房

上記のお話は、大学のコミュニケーション論などの講座で用いられる物語で、登場した5人の人物について、共感できる順に順位をつけて、話し合うそうです。心理テストではないので、付けた順位でどうこうではなく、それをもとに他の人たちと議論し、コミュニ―ケーションをとるためのツールとしてのお話だそうです。以外におもしろいのは、個人によって随分と順位が変わる点です。みなさんも試してみては?

ただし、受験生は塾で友達を一人つくると偏差値が2ポイント下がると昔から言われているので注意してください。逆にアドバイザーや講師と仲良くなると一人につき偏差値が3ポイント上がるといわれています。

因みに私の順位は 1位:ヨットマン(俗物だが、約束は守ったから)、2位:女性(いちいち言わなくてもよかったけど、フィアンセのために)、3位:フィアンセ(すこし勝手な気もするが、そうなるでしょう)、4位:老人(無害)、5位:医者(下心がみえかくれする)。

 

 

 

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